【都島】作曲・アレンジコース ちょっとした豆知識 Vol.17🎵「楽曲分析のやり方」
2023/01/12
NAOMIミュージックスクール 代表 三鬼です🎵
本日も、私の担当する作曲・アレンジコースのちょっとした豆知識をご紹介✨
本日のお題は「楽曲分析のやり方」
当スクールのお生徒様で「曲を分析して演奏したい…」という方が多くいらっしゃいます。
その理由の一番は…?
○作者が何をどう考えて作曲したのか?
○作者はどんな演奏を希望しているのか?
といったことです。
私も作曲をする際、譜面を書くのには相当な苦労をします。
音だけでなく、強弱やアーティキュレーションなど…細かいところまで何度もイメージして記譜して…消してイメージして記譜して…なんども試行錯誤を繰り返します。
そうして出来上がった譜面が、皆さんの手元にある譜面という訳です。
何を申し上げたいのか…というと…。とにかくせっかく考えて書いた譜面を読み取って欲しい…というのが作者の願い…なのです。
では、どのように譜面を分析すれば良いのでしょう…。
本日は、その分析のやり方をちょっとだけ…ご紹介させて頂きます🙇
まず、譜面をみて、楽節に分けていきます。
ソナタ形式など…形式が分かっているものは、どこが呈示部で、どこから展開部で、どこから再現部なのか?といった大枠をまず考えていきます。
形式が事前に分かっていないものは、主題ごとに分けていきます。
そうして出来た大枠を、もっと細かく動機に分けていきます。大体4つくらいの動機構造で出来ている作品が多いです。作品動機(作品の始終にちりばめられている動機)や、旋律動機がどのようなものか?を考えていく訳です。
それから、和声分析→拍節分析へと進めていきます。
本当にザックリで申し訳ないのですが、要はこんな感じが、やり方の流れです。
和声分析も、ただ単に和音を書いているだけでは、演奏につながっていきません。和音の流れを考えながら、どのように演奏すべきか?を考えていきます。
例えば、Ⅴの和音からⅠの和音へと解決する際の演奏…。他の調性へと移調したり、借用和音を使っていたならば、どういう演奏をしなければならないか?などといったことを考えていきます。
分析のやり方…といっても一言で述べられません。
ぜひ、あなたの分析してみたい作品をお持ちください🍀
作者の考えを一緒に紐解いてみませんか?
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