【都島】「演奏するためのアナリーゼ(分析)②」ちょっとした豆知識 Vol.23🎵
2023/03/16
NAOMIミュージックスクール 作曲教室です🎵
本日も作曲・アレンジコース担当のNaomiが「ちょっとした豆知識」をご紹介✨
前回に引き続き…
「この作曲家は何を伝えようとしていて、私はどう演奏すれば、作曲家の意図する音楽を奏でられるのか…?」
について、ご紹介させて頂きたいと思います。
前回は、「演奏するためのアナリーゼ(分析)①」と題しまして、その手順をご紹介致しました。おさらいしましょう!
①「作品や作者について、しっかりと把握。」
まずは調べものからスタート✨参考文献などから、作者がどんな人物で、どのような時代背景のもとどのような人生を歩み、どのような作品を作ったのか?作品についてのすべてを調べます☺️
②「楽曲の構造を把握。」
次に、構造分析をします✨ソナタ形式やロンド形式など…様々な形式で作品は描かれています。
その一つひとつの楽節(私はよく物語で例えて話をしますので、楽節=シーンと言います)に、どのような意図を込めたのか?を、考えていきます☺️
③「フレーズや動機の分析を把握。」
次に、マーカーなどを使って、細かくフレーズや動機の分析を行います☺️
これを怠ると、句読点のない文章…話方(演奏)…になってしまいます。
④「和声分析をしっかり行う。」
次に、和声分析です✨
これを怠ると、間違えた背景(作品の世界観)を演出してしまうことに…。
⑤「拍節分析をしっかり行う。」
最後に、上記①~④をすべて終えて…では、どう演奏するのか…の分析を行います。
以上
「演奏のためのアナリーゼ📖」
のご紹介を致しました。
このブログを投稿してから、
「私!やってみたい!」
というレッスン生の方々が増え、お客様にもそういった方が多くお越しくださいました😃
もちろん、1人ひとりにレッスンさせて頂いております☺️
今回は、実際の作品を通して、
①「作品や作者についてしっかり把握」
のご紹介したいと思います。
では、皆さんもよくご存知の
ブルグミュラー 25の練習曲 作品100より 第9番「狩」について述べてみたいと思います。
<作品紹介について🎵>
ピアノをはじめて間もない頃に練習する練習曲として親しまれています。
全部で25曲の小品からなる「25の練習曲」。
ブルグミュラーは、パリでピアノ教師をしながら、たくさんのピアノ小品や練習曲を作曲して有名になりました。
当時、パリでは、サロンで演奏されるような可愛らしいピアノ小品が好まれていたため、これに応じて書かれたと言われています。
今回分析する「狩」は、王侯貴族の娯楽での狩猟の描写がなされています。
狩りの始まりを告げる、角笛(今でいうホルン)が森に響き渡り、たくさんの馬や犬たちが獲物を追って走り回る様子を描かれています。
<作者について✏️>
ヨハン・フリードリヒ・フランツ・ブルグミュラーは、1806年ドイツのレーゲンスブルク生まれの作曲家・ピアニスト。
ブルグミュラーの一家は音楽一家。
父は指揮者として活躍。弟のノベルトも作曲家として、歌曲や交響曲などを書いています。
ブルグミュラーは、子供の頃からピアノや作曲の勉強を積み、ピアノ協奏曲を自作自演し、作曲家およびピアニストとしてデビューを果たします。
1832年パリへ引っ越し。1874年に没するまでパリで活動し、ピアノの小品「25の練習曲 作品100」や「18の練習曲 作品109」オペラやバレエ音楽などを作曲しました。
以上
このように、作品や作者についてしっかりと調べるところからアナリーゼ(分析)は始まります☺️
今回は
①「作品や作者についてしっかり把握」
の具体例をあげさせて頂きました!
次回は、
②「楽曲の構造を把握」
についてブログアップしますね
お楽しみに~✌️
このように、演奏するためのアナリーゼレッスンも行っております🙇
是非、1度、お好きな作品を一緒に分析してみませんか?
お待ちしております🙇
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