【都島と守口】「演奏するためのアナリーゼ(分析)③」ちょっとした豆知識vol.25🎵
2023/04/21
NAOMIミュージックスクール 作曲教室です🎵
本日も作曲・アレンジコース担当のNaomiが「ちょっとした豆知識」をご紹介✨
前回に引き続き…
「この作曲家は何を伝えようとしていて、私はどう演奏すれば、作曲家の意図する音楽を奏でられるのか…?」
について、ご紹介させて頂きたいと思います。
今回はパート③ということで、前々回と前回の復習から参りましょう😉
前々回は、「演奏するためのアナリーゼ(分析)①」と題しまして、その手順をご紹介致しました。おさらいしましょう!
①「作品や作者について、しっかりと把握。」
まずは調べものからスタート✨参考文献などから、作者がどんな人物で、どのような時代背景のもとどのような人生を歩み、どのような作品を作ったのか?作品についてのすべてを調べます☺️
②「楽曲の構造を把握。」
次に、構造分析をします✨ソナタ形式やロンド形式など…様々な形式で作品は描かれています。
その一つひとつの楽節(私はよく物語で例えて話をしますので、楽節=シーンと言います)に、どのような意図を込めたのか?を、考えていきます☺️
③「フレーズや動機の分析を把握。」
次に、マーカーなどを使って、細かくフレーズや動機の分析を行います☺️
これを怠ると、句読点のない文章…話方(演奏)…になってしまいます。
④「和声分析をしっかり行う。」
次に、和声分析です✨
これを怠ると、間違えた背景(作品の世界観)を演出してしまうことに…。
⑤「拍節分析をしっかり行う。」
最後に、上記①~④をすべて終えて…では、どう演奏するのか…の分析を行います。
以上
前々回は…
「演奏のためのアナリーゼの手順📖」
のご紹介を致しました。
このブログを投稿してから、おかげさまで、
「私!やってみたい!」
というレッスン生の方々が増え多くお越しくださっております😃
前回は、実際の作品を通して、
①「作品や作者についてしっかり把握」
のご紹介をしました。
皆さんもよくご存知の
ブルグミュラー 25の練習曲 作品100より 第9番「狩」について…です。
<作品紹介について🎵>
ピアノをはじめて間もない頃に練習する練習曲として親しまれています。
全部で25曲の小品からなる「25の練習曲」。
ブルグミュラーは、パリでピアノ教師をしながら、たくさんのピアノ小品や練習曲を作曲して有名になりました。
当時、パリでは、サロンで演奏されるような可愛らしいピアノ小品が好まれていたため、これに応じて書かれたと言われています。
今回分析する「狩」は、王侯貴族の娯楽での狩猟の描写がなされています。
狩りの始まりを告げる、角笛(今でいうホルン)が森に響き渡り、たくさんの馬や犬たちが獲物を追って走り回る様子を描かれています。
<作者について✏️>
ヨハン・フリードリヒ・フランツ・ブルグミュラーは、1806年ドイツのレーゲンスブルク生まれの作曲家・ピアニスト。
ブルグミュラーの一家は音楽一家。
父は指揮者として活躍。弟のノベルトも作曲家として、歌曲や交響曲などを書いています。
ブルグミュラーは、子供の頃からピアノや作曲の勉強を積み、ピアノ協奏曲を自作自演し、作曲家およびピアニストとしてデビューを果たします。
1832年パリへ引っ越し。1874年に没するまでパリで活動し、ピアノの小品「25の練習曲 作品100」や「18の練習曲 作品109」オペラやバレエ音楽などを作曲しました。
このように、作品や作者についてしっかりと調べるところからアナリーゼ(分析)は始まります☺️
前回は
①「作品や作者についてしっかり把握」
の具体例をあげさせて頂きました!
さて、今回は…
②「楽曲の構造を把握」
について…。
昔、学校で書かされましたね〰️「作文」を例にしてお話したいと思います😉
「作文」のように、自分の考えを述べるのと同じで、音楽作品も自分の考えを述べています。
その述べ方(伝え方)も、ただ単に思い付いたまま述べるのでは、支離滅裂な作文になってしまいますね😉
例えば、問題提起から始めたり、それについて一般的な考察を述べたり…展開したり…最後には結論や評価などを述べたりして、必ず、相手(読者)を意識しながら、どうすれば伝わるか?を考えて述べていきます。
これと同じで、音楽も、伝わりやすい述べ方の順序があるのです。
もちろん!違うものもありますので、一概に断定出来ませんが…。
では、音楽作品の構造とはどのようなものがあるのでしょうか…
2部形式
3部形式
大まかにいってしまえばこの2つに大きく分かれます。
2部形式
a-a'-b-a'(a")
a-b-a'-b'
など…真ん中でふたつに分けられる形式です。
3部形式
a-b-c-c'-a'-b'
など…3つに分けられる形式です。
例えば、2部形式を文章で表してみると…
a…主人公がある人に恋をしました。
a'…その恋はどんどんとつのっていきました。
b…ある日、想いを伝えました。
a'(a")…ハッピーエンドなのか?違うのか?は作者のセンス
↑ざっくりですが、文章で表すとこういうことになります😃
こうして音楽も考えていくと、作品に命が宿りますね。演奏も、納得して演奏出来ます。
3部形式はそれらの出来事(物語)が増えていくものになります。
ですから、とても構造は大切なんです😉
では、どうするのか?…ですよね。
まず、初めのメロディーはどこまでかな?と、( )で区切ってみましょう。
次のメロディーもそうしてみましょう。
次のメロディーは、前のメロディーとよく似たものか…そうでないか…で、a'なのか?bなのか?というものになっていきますね😉
これは、本当に大まかな説明です。
もっと詳しく知りたい方は、是非!当スクールの、作曲教室(音楽理論コース)へお越し下さい🍀
謎を必ず紐解きますからね😉
本日は
「楽曲の構造を把握」
について、ブログアップさせて頂きました!
次回は
「フレーズや動機の分析を把握」
をご紹介したいと思います❗️
お楽しみに~✌️
このように、演奏するためのアナリーゼレッスンも行っております🙇
是非、1度、お好きな作品を一緒に分析してみませんか?
お待ちしております🙇
----------------------------------------------------------------------
NAOMIミュージックスクール 都島教室
〒534-0016
大阪府大阪市都島区友渕町1丁
電話番号 : 090-6988-7033
NAOMIミュージックスクール 守口教室
534-0016
大阪府守口市梶町1丁目
電話番号 : 090-6988-7033
----------------------------------------------------------------------
NAOMIミュージックスクール 都島教室
〒534-0016
大阪府大阪市都島区友渕町1丁目
電話番号 : 070-4212-0468
NAOMIミュージックスクール 守口教室
534-0016
大阪府守口市梶町1丁目
電話番号 : 070-4212-0468
都島区のNAOMIミュージックスクール 都島教室
都島教室の他NAOMIミュージックスクール 守口教室でも指導
都島でピアノレッスンを開催
都島でフルート教室を展開
都島でギターの指導に尽力
都島でバイオリン指導を実施
都島で作曲の技術をご紹介
----------------------------------------------------------------------